DIYするために田舎で格安の土地を見つけた方法と注意点

土地開発DIY

DIYやプライベートキャンプ場を作りたいと考えている人のための田舎で格安の土地を見つけた方法と土地探しの注意点

自分の力で小屋を建てる。

そのためには、当然自分の土地が必要です。

海外のYouTubeでは、河原に小屋を建てたり、森や山中に気軽に小屋を建ててアウトドアを楽しむ動画がたくさんありますが、日本でそれをやるとなると、様々な法律や都道府県の条例があるため、すんなりと言うわけにはいきません。

そこで今回は、自分がどうやって土地を購入したのか、その経緯をご紹介したいと思います。

田舎に土地を購入した経緯

DIYするために田舎で格安の土地を見つけた方法と注意点

以前から小屋作りやガーデニングに興味があった私ですが、一番の理由は子供が伸び伸びと走り回って遊べる場所を求めていたことです。

私が住む場所は、市街地中心部のマンション街で、公園はところどころ点在しているものの、安心して遊べる環境にはありません。

田舎の土地であれば、車で1時間圏内ならいつでも行けますし、自分の休日の時にはDIYもし放題です。

周りに家が無い場所であれば、アウトドア・キャンプも可能です。

家族が自由なことをいつでもできる場所が欲しかったと言うのが主な理由です。

土地の見つけ方と注意点

DIYするために田舎で格安の土地を見つけた方法と注意点

購入後初訪問。なぜか雑草が刈り取られていた

自分はDIYで小屋を作ってみたいと考えているため、建築基準法が厳しい日本では、都市圏内はまず絶望的です。

と言うのも、小屋を建てるにも建築確認申請が必要となり、書類を作成するには建築士の力が必要となります。

以前は自分で図面を起こしたりして、申請することが出来たそうですが、数年前の某建築士の耐震強度偽装事件に伴い格段に難しくなり、地域によっては建築士の申請でなければ受付できないというところもあるようです。

自分で自由に小屋を建てるのであれば、

  1. 都市計画区域外
  2. 非市街化調整区域
  3. 非線引き区域
  4. 景観法による規制なし

などをクリアしていることが条件となります。

特に都市圏では、市街化調整区域である土地も多く、安く購入したのに建物を建てることができない…

と言ったケースも多々あります(トレーラーハウスなどは車両扱いのためOKのようです)。

ですが、不動産屋に確認するだけでは不十分です。

と言うのも、不動産業者が認識していないケースもあるため、購入したのに後々小屋を建てることができない土地だった、という事も稀にあります。

法律面では役所に問い合わせして、しっかり確認しておくのがベストです。

どうやって土地を探し出したのか

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広いので堂々とテントを広げられる

私はインターネットで検索して見つけました。

その経緯を簡単に説明します。

アットホームの地図検索

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土地探しができるネットサービスはたくさんありますが、特に有名なのがSUUMOとアットホーム、ホームズ、不動産連合体などではないかと思います。

自分は、アットホームの地図検索が使いやすかったこと、検索数が多かったことで、これを利用しました。

自分が住んでいる地域は都市部のため、できれば近郊が良いと思って調べていましたが、意外と安い土地がある…

なんだか怪しいな…と思って色々と調べていたところ、

『市街化調整区域』

と言う言葉が目に入りました。

これって何だろうと思い調べたところ、私は専門家ではないので詳しい説明は省きますが、

農業などに携わる人以外はその土地では一切建物を建てることができない

という事が判明しました。

例外として、車輪がついたトレーラーハウスなら車両扱いのため、置けるみたいですが、自分がやりたいこととはちょっと違うので却下。

仕方が無くちょっと遠い田舎を探してみることに。

広くて安い土地を手に入れたい。

探していて目に留まったのがこの土地です。

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冬は子供たちが雪遊びに夢中

約160坪、更地で周りに家が無く、自由気ままに土地開発できそうな場所を見つけました。

  • 価格:55万円
  • 土地の広さ:約160坪
  • 非線引き区域
  • 手前の道路に上下水道あり

見つけてから調査し、実際に見に行ってすぐに購入を決めました。

何より非線引き区域と言うところが凄く良いですね。

この土地はとても良いと感じたのですが、欠点もありました。

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雨が降ってぐちょぐちょの地面

  • 粘土質、グライ土で水はけがすごく悪いため、苔が生えている
  • 盛り土で高台になっているので、トラック搬入は不可
  • 隣の土地も放置されているため、雑草や木の枝が入り込む
  • 雑草だらけで害虫が多い
  • 日陰になる木が生えていない

これらは自分である程度改善出来る事なので、これから小屋作りやガーデニングを兼ねて改善していこうと考えました。

また、子供たちが自由に遊べる土地を手に入れ、アウトドアがより一層楽しくなりそうです。

災害等、何かあった時の緊急避難先としても使えそうです。

購入決定から契約まで

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アットホームで土地を探し、担当の不動産業者へ連絡をしました。

この土地は2区画つながった広い土地だったという事もあり、何件か連絡が着ていたようです。

ただ、自分のような決まった使い道が無かったことや、周りに家が無い失敗ニュータウンであったこともあり、検討している方はあまりいなかったようです。

連絡が結構入っているという事は、自分のような使い方を考えている方から連絡が来れば、いずれ売れてしまうかもしれません。

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業者と見に行った時は大雨だった

早速土地をチェックしに行き、一通り説明と自分の条件を提示して、合致したのですぐに決めました。

この辺りの土地価格は、坪単価1万~1.5万円程度ですが、この土地は0.3万円と言う破格の価格で売り出されていました。

と言うのも、売主がさっさと処分してしまいたかったらしく、価格を決めたのも恐らく売主かと思われます。

周りの土地は1区画でこれより高い価格で売り出されていますが、当然買い手は現れないでしょう。

不動産業者の手数料は数万円程度らしく、値引きはできなかったもののかなり格安で購入できたと思います。

自分たちで雑草を刈ったりしていたらしく、良い不動産業者が担当になったんだと思います。

DIYするために田舎で格安の土地を見つけた方法と注意点

夏は花火がやり放題

売買契約当日は、売主の夫婦と司法書士が同席しましたが、この土地は奥様のお父様が購入したもので、遺産として相続したそうです。

つまるところ、『原野商法』に近い形で資産として購入したそうですが、結局価格は大幅に下落し、資産になり得なかったそうです。

まあ、あの場所だと今後も発展することは無いと思われます。

司法書士の手数料や仲介手数料、公的な書類の手数料を合わせ、70万円で手続きが完了しました。

私が小屋を建て、ガーデニングしてDIYを楽しみ、家族と遊べる場所にしたいという明確な利用方法を行ったところ、この人に売って本当に良かったと言ってもらえました。

どんな土地だった?周りに民家はある?

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焼き芋をしっとり焼けるか毎回試している

この土地に隣接している区画内には民家はありません。

一番近い民家は100m以上先にあるので、とても静かで虫や鳥の鳴き声や風の音しか聞こえてきません。

一応この地区のメインストリートが真ん前にあり、たまに車が通りますが、割と奥まった場所なので交通量が多くはありません。

住宅街ではあるものの、完全に失敗ニュータウンの成れの果てであり、交通の便が悪い上にニュータウンの周りは山と畑しかないため、非常に住みにくいと思います。

インフラはしっかり整備されているため、家を建てて住むことは可能です。

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秋は焚き火も思う存分楽しめる

周りで土地を利用している人の多くは家庭菜園として利用しているようで、自分同様に小さな小屋を建てたりしている人も居るようです。

この地域に住んでいる人たちは非常に少ないですが、通りかかるたびに声をかけてくれたり、DIYに必要なものを貸してくれたり、地域のお祭りに招待してくれたり、とても温かく迎えて下さりました。

誰も定住しない過疎地域ですが、この一帯を盛り上げようとしているのもよくわかります。

『ここに住まないの?』

と言われることがしばしばあるのですが、それは今のところないです。

子供達が巣立った後、住む可能性はありますが。

やりたいことがあるならまず行動

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冬でも焼肉を楽しめる

10年落ちの中古車を購入する程度の価格で購入できた土地ですが、かなり迷ったのも事実です。

しかし、動かないことには何もできませんし、自分としては購入して良かったって思っています。

週に1~2回程度しか行けませんが、完全プライベートの空間で好きなことができるライフスタイルも悪くないです。

いつでもBBQを楽しめるのも良いですね。

今のところ、子供たちは喜んでいますが、いずれ大人になるにつて一緒に行くことが少なくなると思います。

短い間ですが、子供たちと一緒にとことん楽しみたいですね。

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Ohchan's Tiny Villageは、木工工作すらほとんどやったことが無いDIY初心者の素人が土地を買い、整地やガーデニング、小屋作り、その他DIYを楽しみながら学ぶチャンネルです。

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  • この記事を書いた人
おーちゃん

おーちゃん

長年の夢だった土地を購入してDIYを楽しむ2児の父。 小屋DIYやガーデニングDIYを楽しみながら経験を積み、学んでいます。

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