スポーツのさいに使用されるユニフォームは、汗などをはじめさまざまな汚れが染み込んでいるものです。
とくに屋外で使用している機会の多いユニフォームは、さまざまな汚れがついてしまい、洗濯機で洗濯しただけでは落としきれないこともありますよね。
本記事ではそんなユニフォームの汚れを、きれいに落とすための手順や洗濯方法について解説していきます。
ユニフォームの洗濯でいつも苦労している!頑張っているのにきれいに落とせない!
という人は、ぜひ読んでみてくださいね。
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ユニフォームの洗い方や干し方ってどうすればいいの?
ユニフォームの汚れにもさまざまな種類のものがありますが、「洗うのがとにかく大変」だという声が多く上がってくるのが、「野球のユニフォーム」です。
野球のユニフォームの汚れには
- 泥汚れ
- 皮脂汚れ
- 泥と皮脂が混じった汚れ
の3種類の汚れがついています。
グラウンドでスライディングしたズボンには、ひざやおしりのあたりを中心に泥汚れが、繊維の奥の方にまで染み込んでいることも少なくありません。
またソックスなどは皮脂汚れと泥汚れがまじりあった汚れがつき、何度洗ってもきれいにならないという人もいるでしょう。
ソックスなどは体重など圧もかかるので、繊維の奥にまで汚れが入り込み、よけいに落としにくくなっているのです。
ユニフォームの洗い方は?
屋外で使用して汚れてしまったユニフォームを、いきなり洗濯機で洗うのはおすすめできません。
水に溶けない性質をもつ泥や砂は、水につけても溶け出さず繊維の奥へと入り込んでしまい、よけいに落としにくくなってしまうからです。
まずは乾燥した状態のままで、砂や泥を叩いたりブラシでこすったりして、ざっと払い落としておきましょう。
あらかじめ砂を落としておけば、洗濯機に砂が入り込んでしまうのも防げるため、洗濯機本体の負担も減らせますよ。
泥を払った後は、汚れの気になる箇所に液体の洗濯洗剤をなじませ、一晩ほどそのまま置いておきましょう。
洗剤の働きによって繊維に絡みついた汚れが緩み、洗濯の際に落ちやすい状態になります。
その後洗濯機を使って普通に洗濯機で洗濯すれば、ほとんどの場合きれいに汚れが落とせるはずです。
ソックスや汚れの強い部分などは、洗剤を直接つけてもみ洗いをしてから洗濯機に入れると、より効果的に汚れが落とせます。
使う洗剤はいつもの洗濯洗剤でも構いませんが、泥汚れの洗浄が得意な洗剤などもたくさんあるので、使いやすいものを選ぶと良いでしょう。
アンダーシャツなどインナーウエアなどは、見た目の汚れはそう多くはないものの、汗をたくさん吸い込み皮脂汚れなどが付きやすいアイテムです。
素材によっては、ていねいに洗濯をしても汗臭さが取れない場合があります。
あまりにも臭いが気になる場合には、洗濯前に1~2時間ほどつけおき洗いをしておくのがおすすめです。
40℃程度の熱くないお湯に、弱アルカリ性の洗濯用洗剤と酸素系漂白剤の2種類を混ぜてつけおきします。(洗濯表示が30度が限度であればお湯の温度は30度以下にします)
つけおきした後は、そのままつけおきしていた液ごと洗濯機へ入れて洗えばOKです。
アンダーウエアには傷みやすい素材のものもあるので、つけおきの段階でネットに入れておくと後のお洗濯もスムーズですね。
ユニフォームの干し方は?
ユニフォームを干す際は、色あせを防ぐためにも、陰干しするのが基本です。
ただし乾くのに時間がかかってしまうと雑菌が増えて臭いの原因になるので、できるだけ早く乾くような工夫も必要。
シャツやアンダーウエア、靴下やストッキングなどは、ほかの洗濯物と同様、ハンガーにかけたりピンチハンガーにつるして干せばOKでしょう。
ズボンを少しでも早く乾かしたい場合にはピンチハンガーを使い、風通しが良くなるようウエストを筒状に開いた状態で干すと効率よく乾かせます。
靴下は一般的な靴下と同様、ピンチハンガーにつるした状態で陰干しましょう。
ゴムの部分が伸びないようつま先をピンチに挟んだほうが良いとするケースもありますが、つま先にピンチの後が付く方が苦手に感じる人もいるので、ここは好みで構わないでしょう。
乾燥機の使用は基本NG
また乾燥機付きのドラム式洗濯機をお持ちのご家庭も多いかもしれませんが、野球のユニフォームに限らず乾燥機の使用ができないものがほとんどです。
ポリエステル製の素材のものを乾燥機にかけてしまうと、縮みやしわの原因になるほか、プリントなどがはがれてしまうこともあるからです。
バスケやサッカーのユニフォームなどは、とくに注意が必要ですね。
綿100%素材のユニフォームでも、乾燥機の使用がNGとなっているものは、使用を控えるようにしましょう。
補足:乾燥機が使える素材かどうかは、洗濯表示マークで確認できます。「四角の中に○が重なった表示」が乾燥機の使用に関する洗濯表示です。丸の中に点が2つあるものは上限80℃、点が一つしかないものは上限60℃、そしてバツ印のものはタンブル乾燥不可のユニフォームです。
今回はユニフォームのなかでも汚れが落としにくい、野球のユニフォームにフォーカスしてお話ししました。
ですがほかのユニフォームについても、基本的な考え方は同じです。
- 泥汚れは先に落とし、汚れが強い場合は余洗い
- 皮脂汚れの強いものは弱アルカリ性の洗濯洗剤+酸素系漂白剤の液につけ置き
- ポリエステル素材のユニホームは乾燥機を避ける
- 色あせを防ぐため、風通しの良い場所に陰干しする
自宅クリーニングのデメリットも教えて!
このように汚れの強い屋外で使用するユニフォームなども、自宅でもきれいにお洗濯できます。
しかしいくつか不便さや、手間がかかるといったデメリットになる点があるのもたしかです。
もっとも大きな問題は、余洗が必要となるケースが多く、手間や負担がかかってしまうこと。
普通の洗濯なら洗濯機にぽいっと放り込めば済みますが、それではどうしても落ち切らないため手間や時間がかかってしまうのです。
また余洗いのときにどうしても手でごしごしと力任せにこすり洗いやもみ洗いをしてしまうため、生地が傷みやすいといったデメリットもあります。
ユニフォームはオリジナルで制作しているものも多く、1着あたりの費用も決して安いものではありません。
予備や替えのユニフォームもあまり持っていないというケースも多く、破れてしまうなどのトラブルがあったときのダメージは計り知れないでしょう。
どうしても取れない頑固な汚れにはクリーニングという手もあります
ユニフォームは決して、自宅で洗えないものではありません。
しかしきれいに汚れを落としきるためには、テクニックを必要とするほか、手間もかかってしまい大変です。
また自力できれいにしようとすればするほど、生地を傷めてしまうことにつながってしまうのも悩みでしょう。
あまりにも泥汚れがひどく、自分で洗ってみたもののこれ以上手に負えない!
という場合には、無理をせずプロによるクリーニングに任せてしまうのがおすすめです。
普段は自宅でなんとか洗っているものの、繊維の奥まで染み込んでしまったシミがどうしても抜けなくて困っているという場合にも、クリニーングですっきりとさせることができます。
おすすめの宅配クリーニングはココ!
せんたく便
パックプランになっているので、取り扱いNGのもの以外は、どの組み合わせでも大丈夫。
選ぶパックプランによって、依頼できる点数が変わってきます。
オプション加工が多いのも特徴的で、水をはじき落とす効果がある撥水加工は、せんたく便で人気NO.1。
繊維の奥に入り込んだ汗の成分を除去してくれる、汗抜き加工があるのも注目ポイント!
宅配クリーニングに出すときの注意点
①泥などがついていない状態で出す必要があります。
一度お洗濯を済ませた状態で、出すようにしましょう。
②「靴下」のクリーニングに対応していないところがほとんどです。
靴下は自宅で洗いましょう。
③状態によっては、検品時にはじかれてしまう可能性があります。
事前に問い合わせて、確認されることをお勧めします。
まとめ
宅配クリーニングでは、落とすのがむずかしそうに見えるユニフォームのシミや染み付いてしまったニオイも、すっきりと落とす技術があります。
地域の店舗型クリーニング店よりも、リーズナブルな価格で対応してくれる宅配クリーニング店もたくさんありますので、一度利用してみてはいかがでしょうか。