お風呂に入ったあとの残り湯、みなさんはどうされていますか?
お風呂の残り湯は流さないで溜めておくと災害のときなどに利用できたり、普段なら植物への水やりとか掃除に使えたりと何かと再利用の仕方はあります。
1番節約になるのがお洗濯にお風呂の残り湯を使うという方法です。
一般的に家庭で使っているお風呂の水は、約180Lだそうです。(東京都水道局調べ)
これだけあれば、やっぱりお洗濯に使う方が断然お得!
そこでここでは、お風呂の残り湯を使うのはアリかナシか?について、お風呂の残り湯を使う人の割合やどれくらい節約できるのか?
お風呂の残り湯の上手な使い方についてもご紹介していきます。
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お風呂の残り湯を洗濯に使う人の割合
水道水は電気代ほど掛からなさそうですが、使い方によってはトントンだったりするものです。
だからこそ上手に使って、節約したいですよね?
水道水の1番の節水になるのが、お風呂の残り湯を使うこと!
一般的にはどのくらいの割合でお風呂の残り湯を使う人がいるのでしょうか?
毎日使う人と時々使う人を合わせると、6割の人がお風呂の残り湯を使っているという結果が出ました。
やっぱり結構みなさん使っているんですね。
お風呂の残り湯を使う理由としては?
ダントツで多いのが「水道代の節約のため」と答えている人が多いことが分かります。
でも、実際お風呂の残り湯を使うことで一体どのくらいの節約になるのでしょうか?
次の章で詳しく見ていきましょう。
お風呂の残り湯でどれくらい節約できる?
一般家庭で使われるお風呂の水が約180Lである場合で、どれくらいの節約になるのでしょう?
この内、半分の90Lをお風呂の水で使ったとすると1Lを0.24円を30日で計算してみます(東京都水道局の水道料金で算出)
90L×0.24円×30日=648円の節約になるということですね。
30日で180L水道水で使うと、180L×0.24円×30日=1296円ですから、648円の節約なんですね。
もう1つ例としてお風呂の残り湯45Lを30日で洗濯した場合で計算すると、45L×0.24円×30日=324円。
180Lの水道水のみで洗濯した場合の1296円で差額を計算すると、1296円-324円=972円の節約となります。
この差は大きくないですか?
家族の人数にもよるので、人数が多い場合は多少湯量を多くしなければならないのは仕方ないでしょう。
もしその日の人数に変動がある場合は、人数に合わせて湯量を調節してみても良いと思います。
ちょっとしたことですが、そうした心掛け1つで水道代も大きく変わってきますよ。
お風呂の残り湯の上手な使い方
お風呂の残り湯を上手に使うためには、いろいろと気になる点もあると思います。
①お風呂の残り湯の衛生面
②お風呂の残り湯の臭い
それぞれについて、上手な使い方を見てみましょう。
①お風呂の残り湯の衛生面
残り湯は汚いんじゃないかと気にするのは当然のことだと思います。
実は、お風呂の残り湯には細菌がいます。
そして、その細菌の数は一晩放置した残り湯の中で初めの数より約4倍の数に増えるのです(衛星微生物研究センター調べ)
この細菌は人間と共生してきたので直接、病原菌になることはありません。
しかし衛生面では細菌が増殖する意味でも衛生的ではありませんので、お風呂の残り湯はできるだけその日に使うようにしましょう。
お風呂の残り湯で洗濯すれば、洗濯洗剤も溶けやすく洗剤に含まれる酵素が活性化するので洗剤の洗浄力が高くなります。
②お風呂の残り湯の臭い
お風呂の残り湯が臭うので、洗濯に使うことをやめた人もいるようです。
しかし、その日のうちならそうそう臭うようなことはありません。
お湯というよりも、たとえば吸水ポンプの吸い込み口のフィルターが汚れていたりするための臭いであることがほとんどです。
その他には、浴槽の中の温水が出る吐き出し口の中の配管が汚れている場合などにも臭いが出ます。
この配管の掃除ができる洗剤も風呂釜洗浄スクラビングバブルジャバなどが市販されているので、一度試してみてください。
この場合は「1つ穴式」と「2つ穴式」の2種類あるので、ご家庭の浴槽を見て穴が1つか2つか確認してから購入してくださいね。
お風呂の残り湯を洗濯に使う場合は、身体を綺麗に洗ってからお湯に浸かるようにして、最後の人が出たらなるべく早い段階で使うようにしてください。
そして、洗濯する際は最初の「洗い」のときに残り湯を使って、「すすぎ」は水道水でするようにしましょう。
これで衛生面も臭いも、ほとんど心配いりません。
お風呂の残り湯で節約上手
お風呂の残り湯を洗濯に使うことによって、節水になり洗濯物の汚れ落ちも良くなります。
粉末洗剤や洗濯石けんなどの溶け残りの心配もないので、洗濯には最適なのです。
お湯で洗うことで改めてお湯を用意することもありませんし、洗剤が活性化するのでお肌の弱い方や赤ちゃんにも安心です。
是非試してみてくださいね。