梅雨時は洗濯物が乾きにくい時期です。
家族の人数が多かったり、常に服を汚しがちな小さなお子さんがいる家庭ではこの時期の洗濯は本当に悩みますね。
また梅雨時は湿気が多い分カビも繁殖しやすいので要注意です。
これを克服するにはできるだけ湿気を飛ばし、早く乾くような工夫が必要になってきます。
そこでここでは梅雨時の洗濯物の干し方について、できるだけ早く乾かす方法や干し方のコツなどをご紹介していきます。
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梅雨時の洗濯物はとにかく早く乾かすのがコツ!
洗濯物は乾くまでに時間が掛かると、雑菌が繁殖して臭うようになります。
生乾き状態のときに特にその臭いが気になるのは、湿気と共に服に着いた雑菌と人の皮膚から出る皮脂やフケなどの臭いが出るからです。
そして、そのまま乾いてしまうことによってせっかく洗った服にもその臭いが付いたままになります。
これを香り付きの柔軟剤でごまかしても、今度は柔軟剤の香りと服に付いた臭いが混ざり合って変な臭いになってしまいます。
多くは、これの悪循環になっているのですね。
洗濯物を干すときは早く乾かすことも重要ですが、少しでも嫌な臭いを軽減できるよう工夫する必要があります。
嫌な臭いを軽くして少しでも早く乾かすにはコツがあります。
そのコツを見ていきましょう。
①干し方のコツ
②家電を使うコツ
大きく分けるとこの2点になります。
それぞれのコツをご紹介します。
干し方のコツ①「間隔を空けてずらして干す」
洗濯物を干すときに洗濯物と洗濯物の間隔を空けて干すようにします。
これは、間隔を空けることで風の通りを良くするためです。
間隔の空け方は、両手のこぶしを合わせたくらいの間隔(大人の両手こぶしを並べて大体15㎝位)です。
その他に、洗濯物を斜めに干したりずらして干すことです。
バスタオルなど半分に干すのではなく、斜めにタオルの角が下になるようにずらして干します。
または長さをちぐはぐに干す(物干しにタオルを掛けてタオルの一方を長めに干す)方法もあります。
干し方のコツ②「服を裏返してフード付きは逆さに干す」
洋服は裏側が生地の複雑な縫い合わせなどで厚みがあるので、裏返して干すと早く乾きます。
この他に、シャツなどを逆さにして干すのもおすすめです。
これは、襟やフードなど生地と生地が重なる部分が渇きにくいからですね。
干し方のコツ③「部屋の中央に干しできるだけ高い位置に干す」
洗濯物はできるだけ部屋の高い位置に干すと、風通しが良くなるので早く乾かすことができます。
位置が低いと風の通りが洗濯物の下まで届かないので、中央から上くらいにすると良いですね。
干し方のコツ④「洗濯物の下に新聞紙を敷く」
これは湿気の流れを利用した方法です。
湿気は下に下りる性質があるので、洗濯物の下に新聞紙を敷くことで新聞紙が湿気を吸収してくれます。
冷たい空気は重いので下に下りて、暖かい空気は軽いので上に上がるという性質を利用した方法なのですね。
家電を使うと速乾性2倍!
できるだけ洗濯物を早く乾かすには、やはり家電を使うことです。
家電を使うと洗濯物の乾き方も2倍の速さで乾きます。
特に梅雨時は家電を使うだけで速乾性があり、なかなか乾かず着る服がないなんてことがありません。
洗濯物の速乾性に頼れる家電を見てみましょう。
家電を使うコツ①「エアコン」
エアコンの除湿機能を使う方法です。
これはやっている人も多いと思いますがやはり湿度を下げる必要があるので、除湿機能は必須です。
洗濯物を吊るしたハンガーラックをエアコンの風が良く当たる場所に置くことで早く乾きます。
逆に冬は乾きにくいので室温調節機能で乾かすようにしましょう。
家電を使うコツ②「浴室乾燥機」
比較的近年の建物なら、浴室に乾燥機が付いていると思います。
浴槽の真上に物干し棒があって、天井に乾燥機が付いているタイプの浴室ですね。
ここは洗濯物を干す場所としては最適な場所ですよね?
部屋干しだと場所を取りますが、浴室なら日中に干しておけば夜の入浴までには取り込めます。
家電を使うコツ③「扇風機orサーキュレーター」
扇風機やサーキュレーターは、お部屋の空気の流れを変えるのに便利な家電ですね。
どちらか1つでも十分なので、エアコンと併用してもより速乾性があります。
洗濯物をエアコンと扇風機orサーキュレーターとで挟み込む形で設置すると風を2方向から当てることができるので、おすすめです。
家電を使うコツ④「アイロンをかける」
洗濯物を干す前にアイロンをかけて水分を減らす方法です。
アイロンって洗濯物が乾いて取り込んだときに使うイメージですが、干す前にアイロンをかけることによって少しでも水分を飛ばしておくことが目的で使います。
こうすると部屋干し臭を防ぐ効果もありますよ。
家電を使うコツ⑤「2回脱水するorタオルを入れて脱水」
洗濯機で脱水を2回する方法です。
できるだけ水分を絞り出しておこうという訳ですがデメリットもありまして、これをやるとシワになりやすいので生地の薄い服には不向きです。
2回脱水しても大丈夫な服だけにするようにしましょう。
また脱水するときに乾いたタオルを一緒に入れて脱水するとタオルが濡れた洗濯物の水分を吸収してくれるので、干したときの乾きも早いです。
乾燥グッズもおすすめ
乾燥グッズを使うこともおすすめですね。
最近は100均などでも梅雨時に便利な乾燥グッズが出ています。
エアコンの下に取り付けるエアコンハンガーなどもあるので、試してみてください。
梅雨時の洗濯は効率を重視して快適に!
梅雨時の洗濯物対策をご紹介してきました。
これらの方法は、主に家族の人数が多いご家庭やまだお子さんが小さいご家庭に特におすすめだと思います。
特に赤ちゃんの布おむつなんて、次から次へと汚れるので大変!
今回ご紹介した方法が、少しでも皆さんの参考になれば幸いです。