親元離れて初めての一人暮らし。
食べることはなんとかなっても「掃除に洗濯って苦手なんだよな~」って人、多いのではないでしょうか?
洗濯はまあまあなんとかなっても、掃除って今まであまりやってこなかった人にはかなり面倒なものです。
掃除機1つかけるにしても、なんだか今イチ綺麗になってない気がすると感じたことはありませんか?
それは、掃除機のかけ方が間違っているかも知れません。
そこで今回は掃除機の上手なかけ方について、掃除機のかけ方のコツや掃除機をかける時間帯、意外に知らない掃除機のかけ方などもご紹介していきます。
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掃除機のかけ方のコツ
掃除機をかけるというと、あなたはどんな姿をイメージしますか?
殆どは、掃除機のノズルを両手で持って前後にゴシゴシこすっているような姿でしょうか?
そのかけ方は決して間違ってはいないのですが、実はかけ方にもコツがあるのです。
そのコツとは?
- 押すより引くが大事
- いきなり掃除機はNG
それぞれを詳しくご紹介します。
押すより引くが大事
掃除機は、前に押すより後ろに引くときが一番吸引力が高いのです。
掃除機で前後に動かして掃除するとき、かなり力が入りすぎている人が多いようです。
つまり、床に対して強くノズルを押し付けるようにして前後に動かす。
しかし、掃除機には前に押したときと後ろに引いたときとでそれぞれ役割があるのをご存じでしたか?
- 前に押す:掃除機のヘッドに付いている回転ブラシがゴミを掻き出す。
- 後ろに引く:掻き出されたゴミをノズルを引くことで、一気に吸引する。
ということは、掃除機は前後に動かすことで「ゴミを掻き出し吸引する」ということを繰り返しているのですね。
そうなると1ヶ所でノズルを前後に動かす動作は、1回では細かいゴミやホコリは取り切れません。
少なくとも1ヶ所につき、3回は前後の動作を繰り返すとより確実にゴミやホコリを取り除けます。
いきなり掃除機はNG
お部屋の掃除を始めるとき、いきなり掃除機をかけるのはゴミやホコリが掃除機から出る排気で飛ばされるのでNGです。
窓を開けて掃除するのも同じく、外からの空気で細かいホコリは飛散しているので窓は開けないでください。
では、どうするのか?
窓は閉めたまま、掃除機をかける前に少し湿らせた雑巾で床を拭いてください。
特にフローリングの床は、細かいホコリが溜まります。
そして、あまり人が普段通らない場所にホコリは溜まりやすいので、湿らせた雑巾でよく拭いておきましょう。
それから掃除機をかければ、ゴミやホコリを必要以上に舞い上がらせることがありません。
床別で掃除機の掛け方は違う
フローリングの場合はあらかじめ拭き掃除をするだけでも綺麗になりますが、カーペットや畳みは拭き掃除が難しい分、掃除機のかけ方にも工夫が必要です。
難しい床として「カーペット」と「畳み」が挙げられます。
それぞれの掃除機のかけ方を見ていきましょう。
カーペット
カーペットは、長く使っているとどうしても目に見えないホコリやダニが潜んでいるものです。
特にダニは繁殖しますので、性能の良い掃除機でもマメに掃除しないとすぐ元通りです。
カーペットに掃除機をかけるときは、十字になるようにかけていきましょう。
縦に掃除機をかけたら、今度は横方向に掃除機をかけるのです。
畳み
畳みには畳みの目があります。
掃除機をかけるときは、畳みの目に沿って同じ方向にゆっくりかけていきましょう。
畳みのゴミやホコリが溜まりやすい場所は、「畳みのすき間」「縁(フチ)」にホコリが溜まりやすいです。
こうしたところは、掃除機の先端を細いノズルに付け替えてゆっくり掃除機をかけていきましょう。
掃除機をかけるベストな時間帯
掃除機をかけるには、ベストな時間帯があることを知っていますか?
掃除機をかけるベストな時間帯は?
【朝一】と【夜】です。
朝一の掃除機(フローリング・カーペット)
朝一といっても、必ずしも「早朝」という意味ではありません。
ここでいう朝一というのは、家族がいる家庭なら家族が起き出す前ですが、この記事では一人暮らしを初めてされる方向けですので、あなたが起きた直後ということになります。
一晩寝ている間に、空中に舞っていた細かいホコリはゆっくりと床へ溜まっていきます。
「雪が降って地面に積もる」正にその状態になるのですね。これが掃除機のかけ時なんです。
前述したように、掃除機をかける前は窓を開けないで湿った雑巾で床を拭いてから掃除機をかけます。
カーペットの場合は、雑巾がけは必要ありません。
ホコリが舞い上がる日中に比べて、起きた直後は比較的空気中にあまりホコリは舞っていないので綺麗になりやすいです。
夜の掃除機(畳み)
夜の掃除機は、畳みの部屋限定になります。
夜の掃除って「ご近所に迷惑では?」と思うと思いますが、朝一同様ここでいう夜というのは日中のようにあまり動いていない時間帯のことです。
夕食と入浴が終わって、あとは寝るまでの間のゆっくりした時間帯という認識で良いと思います。
実はこういう時間帯というのは、畳みの中に潜むダニにとってはかなり活動的になる時間帯なのです。
そう、ダニって夜行性なんですよ。
そのため、夜暗くなってくると畳みの奥に潜んでいたダニが畳みの表面に顔を出します。
ここが掃除機のかけ時なのです。
畳みの表面に上がってきたところを吸い取ってしまうという発想ですが、やっぱり夜は掃除機はかけづらいということなら、
昼間、カーテンを閉めて電気も消して部屋を暗い状態にしてください。
夜と勘違いしたダニが出てくるので、そこで一気に掃除機をかけます。
といっても、ダニが出てくるところは見えるモノではないので、部屋を暗くしたらしばらく時間を置いてからにします。
意外と知らなかった掃除機のこんなかけ方
掃除機の意外なかけ方とは?
- 掃除機は力を入れない:強く押し付けても吸引力は良くなりません。
- 掃除機は前5秒、後ろ5秒:ゆっくり動かすことが大事です。
- 掃除をするときは、上から:ソファがあればまずソファの上から掃除機をかけます。
- 部屋は入口~奥~入口の順番でかける:入口から掃除機をかけ部屋の奥まで進んだらまた入口に戻ることで、綺麗な場所を通りホコリの舞い上がりがありません。
もっと楽に掃除機掛けを楽しもう
掃除機をかけることは、決して力仕事ではありません。
ゴミを吸い込んで取るという発想で作られた掃除機ですから、もともと吸引力は優れています。
だからそんなに力を入れなくても、軽くスーッと押して引くだけで十分です。
あとはホコリの舞い上がらない時間帯や、かけ方を注意するだけで楽に掃除できますよ。
やってみてくださいね。