皮製品をクリーニングしたことはありますか?
経年使用による変化を味が出てきたと表現する人もいますが、汚れと味はまた別です。
シミやダメージを防ぎ、革製品を長く使うためにも、ある程度のお手入れは必要です。
本記事では、革製品の自宅でのお手入れ方法や、そのメリットデメリットについて解説します。
お手入れできずにいる革製品が自宅にあるという人は、参考にしてみてくださいね。
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革製品をクリーニングした方が良い理由
革製のコートやジャケット以外にも、バッグや財布、靴など、身の回りにはさまざまな革素材の製品があります。
皮製品はなかなか気軽にお手入れができないものと思い、汚れをそのままにしてしまってはいませんか?
たしかに皮製品は丈夫ですし、あまり手をかけてしまうとかえって傷めてしまうのでは?と心配される人もいるでしょう。
ですが革製品は、クリーニングをしたほうが良い理由があるのです。
カビや破損の原因になる場合がある
シミ汚れや水の染み込みなどは、放置すればするほどきれいにするのが大変になります。
また汚れなどをそのままにしておくと、カビや傷みの原因となってしまう場合もあるのです。
結果的に皮製品の寿命を短くしてしまうことにもつながるため、汚れたときなどはできるだけ早めにクリーニングしたほうが良いでしょう。
定期的なお手入れも重要
明らかにシミ汚れなどがない場合でも、手垢など目立たない汚れが全体についているものもあります。
普段手に持つことの多いお財布などは、定期的に布で汚れをぬぐってあげるなどのお手入れをしてあげると良いでしょう。
専用のクリームなどを使ってよりていねいにお手入れすれば、美しく光沢感のある状態を保てます。
油分や潤いが保たれている革製品は、その寿命も長くなるとされています。
このように、革製品の定期的なクリーニングやお手入れは、愛用品の寿命を延ばすうえでもとても重要です。
皮製品の自宅でのクリーニング方法
出典:コロニル
革製品の日ごろのお手入れは、自宅でも可能です。
またある程度の汚れであれば、クリーニングに出さなくてもきれいに落とせます。
日ごろのお手入れは月に1回程度、専用のクリームを使って行います。
ブラシや布(ウエス)などを使用して適度に汚れを落としてから、保革クリームで油分と水分を補ってあげましょう。
擦れや摩擦でできた黒い汚れのクリーニング方法
持ち歩いているうちに擦れて黒っぽい汚れがついてしまうことってありますよね。
このような汚れは、布で拭ってもうまく落とせない場合があります。
擦れや摩擦によってついた汚れは、新しくてきれいな状態の白い消しゴムでこするときれいにできる場合があります。
文房具として販売されている消しゴムでも構いませんが、革製品専用の汚れ落とし消しゴムも販売されていますので、どれにするか迷ったときはそちらを使うとよいでしょう。
消しゴムは、起毛タイプの革製品や、白や淡い色の革製品との相性が良いアイテムです。
使い方も簡単。
なるべく力を入れすぎないよう軽く汚れをこすってあげるだけで、汚れを落とせます。
液体のクリーナーとは違い、自己ケアによる失敗もしにくい点も魅力です。
水ジミができたときのクリーニング方法
革製品は水がとても苦手です。ちょっとでも濡れてしまうと、途端に水ジミができてしまいます。
このような水ジミは、布でこすったとしてもきれいにはなりません。
水を染み込ませた布やタオルで全体を濡らすことで、全体がなじんでシミが目立たなくなります。
全体をむらなく濡らした後、自然乾燥させたのちにクリームでケアすれば、どこにシミがあったのかすらわからなくなるはずです。
ただし泥水、飲み物など水分のある汚れが原因のシミや、カビなどの場合は、自宅できれいにするのはむずかしいです。
無理に自分でやろうとして、かえって革製品を傷めてしまう場合もあります。
ここは無理をせずに、プロにクリーニングを依頼するのが良いでしょう。
自宅ケアのメリット・デメリットにはどんなものがある?
皮製品を自宅でケアできる方法を知っていると、便利なこともあります。
メリットとして考えられることは以下の通り。
- 水ジミはすぐに処理したほうがきれいになりやすい
- 自分で手入れしたほうが愛着がわく
- 余計な費用をかけずにできる
いっぽう、デメリットだといえることもあります。
- 自宅ケアでは処理しきれない汚れもある
- 誤った方法でケアをして元に戻せなくなるリスクがある
- 慎重に行わないと逆にシミや汚れにつながる
- かえって費用がかさむ結果になる場合がある
このように、革製品を自宅でケアをするには、それなりのリスクが伴います。
ある程度お手入れになれている人でも、水ジミのケアにはとても気をつかうといいます。
大切にしたいはずの愛用品がだめになってしまうかの生があるのは、かなりのデメリットだといえるでしょう。
セルフケアはデメリットが多いと感じたら
このような失敗のリスクを回避するために、専門家にクリーニングをしてもらうことがベストです。
クリーニング店のなかには、革素材の衣類やバッグ、小物などの革製品のクリーニングやメンテナンスを行っているところもあります。
ただし一般的なクリーニング店では受け付けていないところも多く、実店舗で大賞展を探すのはなかなか大変です。
そこでおすすめしたいのが、宅配クリーニングです。
宅配クリーニングなら、対応している店舗がすぐにでも見つかります。
クリーニングやケアをしてもらいたい革製品の素材やタイプに適した、技術やサービスを提供してるかなども確認できるので安心ですね。
革製品専門の宅配クリーニングなら、
- 皮革製品の汚れをきれいにしてくれる
- 高級ブランドの品も対応可能
- 擦れて色落ちした部分の補修
など、クリーニングだけでなく補修なども合わせて依頼できます。
革製品も得意!安心のおすすめ宅配クリーニング
リナビス
衣服の宅配クリーニングでも人気のリナビスですが、皮革製品専門の宅配クリーニングもあります。
パックプランは、クリーニング・キズや擦れの修正・色補正・仕上げがセットになったコース。
修復・メンテナンスは全て手作業で行う徹底ぶり。
クリーニング不可と表示されているものでも、95%が取り扱い可能となっています。
諦めていた方も、クリーニング出来る可能性がありますので、一度問い合わせてみることをお勧めします。
ワードローブトリートメント
高級品を取り扱っていることもあり、安心して依頼が出来るワードローブトリートメント。
靴・バッグ・財布だけでなく、キーケースやポーチなど幅広く対応。
汚れやシミ、色褪せやキズ・変色したものも、希望に合わせてオプションで修繕を行ってくれます。
新品時の風合いを甦らせることの出来る、その技術の高さも人気のポイント。
くつリネット
ムートンブーツや、革靴・スニーカーなど、様々な靴を取り扱っている、くつリネット。
雨ジミだけでなく、カビの生えてしまった靴、サンダルの黒ずみなど、幅広く対応してくれます。
それぞれのアイテムに合わせて、ブラッシング・色補正・クリーム仕上げを施してくれるのも嬉しいポイント。
汚れていたお気に入りの靴が、見違えるほどよみがえりますよ。
セルフケアが不安な時は無理せずクリーニングへ
宅配クリーニングなら、オンラインで見積もりなども受けられるので便利。
費用の面でも納得のうえで依頼できるでしょう。
人気のある店舗ともなると、多くの例を扱ってきているため、技術も非常に高い傾向にあり安心です。
プレゼントでいただいた愛着のある革製品などは、ぜひ宅配クリーニングできれいにしてもらうことをおすすめします。